19.1-12



 12.20

今年は年の初めにショックな出来事がありました。
「それでも織り続ける」
そう思って手を動かしてきた。
自分のベースでコツコツと織り進める。
新しい場でも作品を見てもらえて、
人との繋がりも感じる事ができた1年でした。

制作に関しても以前よりは迷わなくなった。
ようやく…と思いますが、心は生もの。
「振り返り続けるのが作家」という言葉を忘れてはいけない。

気がつけば今年も終わります。
来年も変わらず、家族との暮らしで右往左往して。
その中で織っていくと思います。
それでいいのだ。それが自分の制作なのだと。
少し肩の力が抜けてきたのかもしれません。

皆様もどうかよいお年をお迎えください。
来年もよろしくお願いします。









 11.6







個展終了しました。
お越し下さった皆様。
興味を持ち、ご連絡いただいた皆様。
そして RICORDO さん。
ありがとうございました。

RICORDO のお二人にまたお会いしたい。
そんなシンプルな気持ちからお願いした展示会。
大阪での在廊は本当に楽しかった。
コツコツ頑張ったご褒美のようでした。

店主の東田さんには制作場まで足を運んでいただき、
私の書いた作品メモを熟読し、
ご自身でも布を育てていただきました。
私に近い感覚で布を捉えている。
そんな感じがしました。

そういう感覚。お客様に伝わったのではないかと思います。
使い手の元、布が何かしらの存在感を持つ。
自然とイメージが湧く。

普段、旅立った布についてそこまで考える事はないのですが、
想いを馳せる。そんな展示会になりました。









 10.11







silently / 山口ミスズ個展


一枚の布が織り上がるまでの時間。
劇的な何かがあるわけではないけれど、淡々と連綿と紡がれ、繰り返される仕事。
たぶん少しの緊張感。

そうして出来たストールには、作られていた時間と微かな手の気配を孕んでいるようで、
心地よい静けさが織り込まれている。

身にまとい洗うほどに、柔らかくぬくもりを増してゆくさまは、布を育てるような経験です。
ぜひ永く付き合える一枚を選んでください。
皆さまのお越しをお待ちしております。

RICORDO
大阪市中央区伏見町3-3-3 芝川ビル201
10/22(火・祝)ー11/4(月・祝)
12:00-19:00
休業日 28・29
作家在廊日 26(土)



大阪からはるばる足を運んでいただき、私の話や空間に耳を傾けていただいて。
返ってきた言葉と写真。
ただ布を愛でるのではなくて、
そこに行き着くまでの長い道のりを掬い取ってもらった。
そんな気持ちです。









 9.1

息子の夏休みが終わる。
野球を始めた息子は生活もガラッと変わりました。
今日も朝から夕方まで練習。
夢中になれる何かに出会えるのは素晴らしい事。

一方で親の負担もなかなか大変です。
結局夏休みの間は予定通りに制作が進まず。でした。
息子も少しづつ手を離れて、
ようやく集中できるかなと思えばあっという間にこんな調子。

焦りもありつつ。きっとこれが自分の制作なのだと思う。
仕事があって、家族があるのではなくて、
家族との暮らしの中に制作がある。

さて。これからバリバリ織ります。









 7.28

今年の秋は大阪・ RICORDO さんにて展示をさせていただきます。
素敵なガラスが揃う fresco の直営店でもあるお店。
オーナーはご自身もガラス作家である辻野剛さん。

辻野さんとの出会いは灯しびとの集いでの交流会でした。
ご挨拶した場で話したのはほんの少しの時間。
それでも、そこでの言葉は私の心に残り続けて、
その後の制作で背中を押し続けてくれました。

クラフトの世界で出会う人は感性を大切にしている方が多い。
自分の感受性がどこにあるのか。
模索し、形にしようと、向き合おうとしている人。
でも、辻野さんは「考える人」というのか…。
感性だけに任せない。ストイックな印象の方でした。
クラフトの世界に限らないのですが、
自分は人との出会いに恵まれていると思う。

お店はというと、かっこよくて隙がない。
どこか色気を感じる空間です。
自分で大丈夫なのか。
ちょっと不安 笑。

後日、詳細をお知らせします。









 6.18

私の作品は大きな布ばかり。
特別手間のかかる制作をしているとは思いませんが、
さっと作れる物ではないし、気軽に買える物もない。
この人の作品だからというネームバリューがある訳でもない。
自分の制作が「博打みたいだな」と感じる事がある。

そんな自分の布を見て、展示をしないかと声をかけてくれる人がいる。
ありがたく感じる一方で、お店の力になれるのか分からない自分に
歯がゆさを感じる瞬間でもあります。
でも、それで制作が変わる事はない。
それは自分がよく分かっている。

展示の時、選んでくれるお客様の顔は皆さん真剣です。
試しに買ってみようという顔ではない。
それが答えなのかもしれません。

さて。秋に向けての制作が始まっています。
紡いで、織って。
長い旅は続きます。









 4.20

春は苦手だな…と年々思う。
加齢を感じる。と言うと怒られるかもしれない。
でも、明らかに5年前とは違う。
頭が重くなり、目が悪くなり、思考も暗くなる。
そんな事を旦那さんに話すと、
「元々そんな感じでしょ」と言われ、救われる。

私の義父は88歳になるけれど、
目が見えない、耳が聞こえない、と言いながら
新幹線に乗って見ておきたい展示会に出かけ、
大きな虫眼鏡を覗きながら本の執筆活動を続ける。
身体の機能は衰えてきても、
湧き上がり続ける好奇心。
これまで何となく感じてきたより、もっと凄い事なのだろう。

そこまでにはなれないだろうけれど、
長く織り続けるってどういう事なのか。
考えさせられる春です。









 3.28





受注会、無事終わりました。
初めての受注に、お待たせする場面もありました。
お客様には笑顔で対応いただきました。
時間を作り、来店下さった皆様に改めて感謝します。
ありがとうございました。

そして、shedさん。
「shed」は無機質でもあり、温かさもある。
不思議な空間でした。
イメージしていたのは、「箱があって、布がある」
ただそれだけの空間。
自分の理想に一歩、近づけたような気がします。

担当の方は丁寧なお仕事をされる方です。
そして、shedの空間とも繋がる空気を持たれている。
これまで何度も感じてきたことだけれど、
空間とそこにいる人は繋がっている。
やっぱりそうなんだな。

ご注文下さいました皆様。
これからお時間をいただき、準備していきます。
どうぞ楽しみにお待ちいただければと思います。









 2.18

受注会のお知らせ

「 山口ミスズ 受注会 」

shed
2019.3.23(土) ~ 26(火) 11:00~19:00
東京都世田谷区玉川3-9-7
作家在店日 23(土)24(日)



二子玉川「shed」にて受注会をします。
初めての受注会。
そして、小さな受注会です。

自分が受注会をするとは考えていませんでした。
手仕事は一つ一つ違いがあって、
その違いに出会いがあると思っていたからです。
それでも、日々の制作の中で。
そして、担当の方との出会いで心が動く。

「shed」とは小屋の意味だそう。
小屋の様な小さな空間で、小さな受注会。
用意する枚数も少なめです。
予定枚数に達し次第終了となる事、ご理解ください。

静かな空間でゆっくりと。選んでいただければと思います。









 1.7

新しい一年が始まる。
昨年は、久々に新しい作品を作りました。
新たな物を生み出す高揚感。
紡ごう。染めよう。
ちょうど一年前。湧き上がる物がありました。

今年はというと。
今のところフラット。
さざ波さえもおきない 笑。

楽しい時も、辛い時も、どちらでもない時も。織り続ける。
言葉通りの一年になるのかもしれません。
道半ばながらも、きっとそれは「作る」という事の本当なのだろう。

今年は初めて受注会をする予定です。
小さな、小さな受注会。
春の初め頃を予定しています。
お楽しみに。









18.1-12