21.1-12



 12.22
今年も終わります。
この時期、1年が早いと感じる。
目の前の人も大抵そう話す。

「変わらないこと」
「続けること」
これまでとは違った形で意識した1年でした。
誰かと話をする時、
「自分の作る物は変わらないと思います」
「続けていきたいと思います」
意識しなくとも自然と話す自分がいる。
正直な気持ちなのだと思う。

来年は早々にtakaseさんにて展示を予定しています。
物づくりを通して持てる繋がりに感謝しつつ。
手を動かしていきます。









 11.2
コヅツミでの展示会が終了しました。
沢山の方に見ていただきました。
足をお運びいただいた皆様。
お選びいただいた皆様。
そしてコヅツミさん。
ありがとうございました。

いづみさんが長い年月をかけて育んだお客様との繋がりの中で、
「一生物の布を選ぶ」
真剣に向き合っていただいたのだなと嬉しく、光栄に感じました。
私にとって織る事は日常。
それを価値ある事だと捉えてもらえる。
その意味を噛みしめながら、またコツコツと手を動かしていきたいと思います。

布が皆様の暮らしの中でお役に立つ事
願っております。



写真は展示の記念にとコヅツミさんから送っていただいたカップ。
シンプルで少し青みがかった透明感。
でも、優しさや素朴さも感じられる。
きっとコヅツミさんに通じる空気感。
大切に使おう。









 9.21
愛知県の南端、海近くにポツンと佇む一軒家。
コヅツミにて展示をさせていただきます。

私は普段、自宅の一角で制作をしています。
息子が産まれてからはリビングの机だったり、台所の片隅だったりした。
制作の先には社会が開いていたけれど、
制作は常に家族との暮らしの中にありました。

コヅツミさんに伺って、
店主いづみさんとお話をして。
似ているのかな…と感じました。
家族との暮らしの中に活動がありながら、社会に開く時には自分一人で全てを決めていく。
そんな姿勢に強さも感じました。

優しい空気をもつコヅツミさん。
そこに集うお客様に何かが伝われば嬉しいです。



山口ミスズ solo exhibition

コヅツミ
愛知県西尾市吉良町下横須賀柳原18
10/8(金)ー 14(木)
11:00 - 16:00
close 10(日)

お越しいただく際にご協力いただきたい事があります。
詳細はHPを確認していただく様お願い致します。
コヅツミHP









 5.11
これまでどんな部屋に住みたいかとはあまり考えたことがなかった。
シンプルで色や物が少ない方が落ち着く。くらいの感覚でした。
でも最近になってインテリアを意識するようになる。
私にとっては大きな変化です。

きっかけは、知り合いの作家さんにダイニングテーブルを作ってもらった事。
ずっと考えていた願望でした。
我が家にやってきたテーブルはコンパクトながらも武骨。
鉄脚に無垢材の木目は力強く、存在感がすごい。
周りを囲むごく普通の家具たちが急にチグハグに感じ始める。

どうしようか。暫くの間考えて。
テーブルを中心にして椅子や照明も入れ替えてみました。
邪魔をしないように背の低いシンプルな黒い椅子。
おかげで空間の中心が定まった気がする。

棚にはガラスの花器を。
空間を作る楽しさ。少しずつ触れています。









 4.10
「クラフトとアートの世界の境目がなくなってきた」
ここ数年耳にする言葉で、
関わる多くの人達が感じている事なのだと思う。

「使う」という用途だけではなくて、
「心が動く」という用途にも多くの方が目を向けるようになる。
社会の変化を考えると、必然な事なのかもしれません。

ただの道具から作り手を思い浮かべる。
ただの物から何かを思い浮かべる。
自分が何を感じているのか。
自分の心に目を向ける事は素晴らしい事だと思う。
古道具の世界で聞いた「0か1か」のお話。
ようやく世の中が追いついてきたのかもしれません。

作り手としての自分はどうなんだろうな。
自分が作った物をどう感じるのかは人それぞれで、
私はただ織る事に惹かれ、続けていきたい。
そう在れたらいい。理想かな。
さて。今日も織ります。









 3.9
「丁子」で染めた糸で織っている。
古来から香料としても使われてきた丁子。
染めている傍からいい香りがして、
織っている今もほのかな香りが残っている。

7、8年前、丁子で染めた糸でストールを織り、展示したことがありました。
久しぶりの展示が決まった時、
草木染の布を作らなければならないと感じた。
でも、自分がいいと思う布になるのか。今一つ自信が持てない。
せめぎ合いながら織った布は泣きそうになる程タテ糸が切れて。
何とか仕上げたけれど、作品にするかとても迷いました。

当日、控えめに布を並べる。
持ち帰ってくれたのは出展していた作家さんの奥様でした。
後悔している事でもなく、満足している事でもない。
この香りを嗅ぐとその方の事やその時の光景を思い出す。

久々の丁子は今の所いい感触。
最後に洗い、イメージ通りの質感になりますように。
もうしばらく織り続けます。







 1.8
昨年末のヨリフネでの個展。
無事終了いたしました。
このような難しい状況の中、
足を運んでいただいた皆様。
お問い合わせいただいた皆様。
お選びいただいた皆様。
本当にありがとうございました。

店主船寄さんには尽力いただきました。
自分の感覚を信じようとする姿勢、
真っすぐな方です。
私はスマートにありたいなんてカッコつけちゃうのだけれど、
今回はそうならない場面もありました。
それがとても良かったと感じています。

最終日。社会人になりたての方が共感したと話され、
エイッと選んでくれたそうです。
きっと余裕があるはずではない中で、
それ以上の何かを感じてくれたのかもしれません。
嬉しかったな。
選ばれ方にも様々あるという事を今回の展で意識しはじめた。
そんな自分がいます。

皆様の元で布がお役に立つ事。
願っています。











20.1-12